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この前、タコミ屋で四方山話をしていたら、
ふと、若い頃ヒッチハイクをした事を思い出した。
今で言うフリーターをしていた当時、多分アルバイトの切れ目だった
と思うけど、東京に行った友人「小山卓治」の様子を見に行こうと思い
立ち、ただ行ったんでは面白くないから、ヒッチハイクで行ってみよう
と計画を立てた。
携帯もない時代ではあったけど、突然行って驚かせようと、彼から貰っ
たはがき一枚を頼りに連絡もせず旅立った。
「Shamboo」の連中に植木インターの入り口まで送ってもらっ
た。スケッチブックにいきなり「東京」と書いてはいけないと教えられ、
多分「北九州」とか書いたんじゃなかったかな?
スケッチブックを頭上にかざしてアピールするけど、車が何台も通り過
ぎていった。
何台目かにやっと止まってくれて、みんなに「行ってきます」を言うと、
みんなが「バンザイ!!」で送り出してくれた。ちと、恥ずかしかった
かな(^^;)
11台の車を乗り継いで、滋賀県まで辿り着いた。初めての事だった
んでやり方が分からず、「東京を目指してるんですが、行けるところま
で、お願いしますm(_ _)m」ってな感じでお願いしたから、みんなイン
ターチェンジを出たところで降ろしてくれた。だから、そこでまた高速
に乗る車にスケッチブックをかざして、乗せてくれる車を探さなければ
ならなかったんだ。走っている車を止めるのは、やっぱり難しいもので、
なかなか止まってくれなかった。
後で聞いたんだけど、高速内のパーキングで降ろして貰って、そこで長
距離の運転手さんにお願いするのが正しい方法みたい・・・(計画のあ
る人は参考にしてください(^^))
とんでもないところで、降ろされた時もあった。大阪の「吹田」の料
金所を出たところで降ろして貰ったんだけど、そこは、いろんな高速が
入り交じっているところで、どうやって外に出て良いか分かんなかった
んだ。
もう日はとっぷり暮れていて、あっちもこっちも、車が高速で駆け抜け
て行く・・・。「死ぬかもしれん」って思いながら、必死の思いで何車
線かある高速を横断して、道路の法面に飛びついてしがみついた。
そいで、また必死に法面をよじ登り見上げたら、「岡本太郎」作の「太
陽の塔」が照明に照らされて、こっちを見て笑って居やがった(^O^)
「吹田」で降ろしてくれたオヤジだったと思う。俺に説教してくれた。
よっぽど、遊び人か何かと思われたんだろうな。学生でもない、仕事も
していない。そんなヤツが、東京に遊びに行く・・・ってな感じかな?
「あんな、『働く』ちゅうんはな、『傍(ハタ)が楽(ラク)になる』
ようにするから、『働く』って言うんやで!」っておっしゃった。俺は
畏まるしかなかったですな(^O^)
その後、何台か乗り継いで、滋賀まで行ったけど、ついに車が捕まら
なくなってその夜は断念。
ビルの陰の風が当たらないところで野宿。夏とはいえ、夜は寒かったの
を覚えてる。そのくせ、蚊だけはいっぱい居やがって、血をだいぶくれ
てやった。
あまり眠れなくて、早朝、見覚えのある「○濃運輸」のトラックが何
台も何台も走っていて、ちょっと期待したけど、やっぱり誰も止まって
くれなくて、そこで完全に断念。ヒッチハイクを諦めて、JRで行く事
にしました。
と言っても、ハガキだけが手がかりなんで、あっちこっちウロウロし、
人に聴きまくって神奈川の高津区に当時あった彼のアパートまでやっと
辿り着きました。「なんでぇ〜、東京じゃネェじゃないかよ・・・」と
かブツブツ言いながら、探し当てた部屋の窓に人の気配を感じて、窓を
トントンと叩くと、窓ががらがらと開き、分厚い眼鏡をかけた上半身裸
の彼が現れ、「なんで、お前がここに居るんだ?」みたいな唖然とした
顔でこちらを見ていました。・・・してやったり(^_^)v。ヒッチハイク
は途中で挫折したけど、ヤツを驚かせるという、第2の目的は達する事
ができました。
その後、1週間くらい居候させて貰ったかな?
いろんな所へ連れて行って貰ったり、見せて貰ったり・・・。
彼がプロとして、仕事をやり始めてしばらく経った頃だったと思う。
俺にとっては全てが斬新で輝いて見えた。
凄く有意義な時間を過ごさせて貰った。
サンキュー!卓治!
・・・25年以上も前になるのかな?(^^;)v
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